法人化のメリット、デメリットについて
メリット・デメリット
■メリット
・旅費、車の維持費などの経費を計上しやすい
・家族に役員報酬を支払える
・創業融資も受けることができたので資金調達で有利だった
・信用が上がり、融資が受けやすくなった
・個人に比べ、健康保険料を抑えられる
・短期保有でも売却時の税金が安い
・赤字を繰り越せる期間が最大10年と、個人事業主より長い
■デメリット
・税務処理や会計処理が複雑になり、税理士に頼まないといけないので、経費が余分にかかる
・確定申告の手続きが大変
・引越しのたびに法人登記を変更する必要がある
・まだ1期目で売上も小さいのでメリットを感じられないこと
個人の所得税率が所得金額に応じて高くなるのに対して、法人税は所得が800万円を超えると税率が一定で、最大で23%ほど。
これは個人の所得税でいうと、所得が「695万円以上900万円未満」の時と同じ税率。個人所得が900万円以上になると、所得税率は33%に跳ね上がります。
サラリーマンなどで給与収入がある場合、家賃収入が加わることで所得税率が上がる可能性もあります。このような場合には、不動産投資の所得を法人に移すことで、低い税率に抑えることができます。
法人化は、所得税だけでなく相続税の節税になるという側面もあります。
家賃収入をすべて法人の収入とすることにより、個人の財産が増えるのを抑制し、相続税も抑えられます。