COLUMN

築古トイレのリフォームについて

コロナウイルスの影響もあり、融資が受けづらくなった昨今、まずは現金を貯めて築古物件の購入を検討するという投資家が増えてきました。築古物件によくある問題として、水回り設備の老朽化が挙げられます。

そこで今回は「トイレのリフォーム」に着目してみました。

入居者の中には、和式トイレというだけで入居を敬遠する人も一定数います。リフォームは費用をかければきれいにはなりますが、多額のコストをかければいいというわけではございません。

今回はコストと手間の異なる3つの事例をピックアップし、気を付けるべきポイントについてまとめました。

コスト約30万円

リフォームを行った物件は、築20年の軽量鉄骨造の2階建てアパート。

トイレを和式から洋式に変更するリフォームを実施。

築古物件でよく見かける床タイルが貼られた和式トイレでしたが、コンクリートを全て解体撤去し、温水洗浄便座の洋式便器を設置しました。

床のコンクリートを全て解体撤去し、床と壁を張り替え。温水洗浄便座も設置。

工事内容は、既存トイレの解体撤去や、床と壁の張り替え、温水洗浄便座用の電気配線工事など、和式トイレを洋式トイレに変える際の基本的な内容になります。費用は総額30万円。その内訳は下表になります。

 

電動コンクリートハンマーを使って、段差になったコンクリート部分を全て解体撤去

 

リフォーム費用の一般的な目安として「基本的には該当物件の年間家賃収入に対して半年程度に抑えることが望ましい」されています。

費用とリフォームによる効果、工事期間をきちんとバランスを考えて、検討する事が重要になります。

 

リフォームに時間をかけすぎると、その分、機会損失に繋がります。

費用を抑えることも重要ですが、投資はスピード勝負であることも重要な要素になります。